貸切バスは、友人や家族との旅行、スポーツクラブの合宿、冠婚葬祭などの際に利用する送迎サービスで、タクシーなどよりも多い乗車人数で利用することができます。制度としては、各バス運行会社ごとに営業区域が予め決まっており、担当の営業区域を越えた場所では運行できないようになっています。サービスに掛かる料金は、バスの車種、運行日と運行日数、出発地から目的地までに移動した距離、運行した時間によってそれぞれ異なります。また上記の料金以外に有料道路代や駐車場代などが別途掛かる場合があります。初心者が利用する際は、ネットを利用して貸切バス専用のサイトから各バス会社に一括見積もりを依頼し、その見積もりの中から自分のニーズに合ったバス運行会社を選択する方法がよく利用されています。また安全性に関しては、国内のバス協会によって認定される安全性を評価する制度があり、この認定を受けたバス運行会社は協会の認定マークを自社のサイトや運行用バスなどに表示できるようになっています。ですからこの認定マークを使用しているバス運行会社を利用すれば安全に関しては問題ありません。
貸切バスは法律的に決められている事業です。正確に言えば、人を乗せて、お金を取る仕事というのは、基本的に行政の許可が必要になります。免許も二種免許が必要になることが殆どです。実は制度としてはかなり厳しい参入規制があったのですが、一気に緩和されたので、多くの業者が貸切のバスや長距離運行のバス事業に入ってきたのです。ですから、価格的にはかなり安くなっているのは確かです。しかし、それでも考えて置くべきことかあります。それは安全性であり、なんといっても車ですから、安全に運転をしてくれるところを選ぶのが重要であるといえます。制度的に事業参入がとても楽になり、そして過当競争によって、価格も下がっていますが、それが安全性に問題をきたしているのです。もちろん、すべてではありませんから、よく調べて、価格だけではなく安全性を最重要視するべきであるといえます。高いわけではないのですから、安全から考えて決めるべきです。
2019/2/19 更新